Beauty Oil Kitchen

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ポリフェノールのこと

ポリフェノールが豊富だと赤ワインブームが巻き起こったのは、もう20年も前のお話です。ワインブームが去れど、ポリフェノールは研究者の間で注目され続け、様々な種類や健康効果が発見されてきました。ブームではない、確かな価値を紹介します。

そもそもポリフェノールって何?

ポリフェノールとは、植物が自身を活性酸素や虫など外敵から守るために作り出す物質です。光合成によってできる植物の色素や苦味成分で、植物細胞の生成や活性化などを助ける働きを持っています。ほとんどの植物に含有されるこのポリフェノール、種類はなんと5,000以上。チョコレートやココアに含まれる「カカオポリフェノール」や、緑茶に含まれる「カテキン」、カレーのスパイスとして使われる「クルクミン」なども、ポリフェノールの一種です。身近な食材にも、様々な種類のポリフェノールが含まれているんですね。

ポリフェノールの効果

たくさんの種類があるポリフェノールは、それぞれ身体に及ぼす影響も異なります。ポリフェノールを多く含む食材の、代表的な健康効果の一例を見ていきましょう。

●チョコレートやココアに含まれる「カカオポリフェノール」

ストレスの緩和効果があり、勉強や仕事で疲れた時に、少量とるとリラックスします。高血圧予防、動脈硬化予防、アレルギー症状の緩和、便秘改善、肌トラブルの改善などの効果も。

●ごぼうに多い「タンニン」「クロロゲン酸」「アルクチゲニン」

ごぼうのポリフェノール含有量は、野菜の中でもダントツに抜きん出ています。皮の表面近くにより多く含まれているため、皮をむかず、水にさらないで摂取するのが理想。老化防止、生活習慣病予防に効果的です。

●コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」

近年の調査では、日本人はコーヒーから最も多くのポリフェノールを摂っているとのことです。がん予防(細胞の突然変異を防ぎます)、シミ予防などに効果があります。

ポリフェノールを効果的に摂取

ポリフェノールは水溶性です。そのため、体内に入っても3~4時間で排出されてしまうので、こまめに摂取する必要があります。毎日の食事に無理なく取り組めるようにしましょう。食事にはジュースよりも緑茶やコーヒー、おやつにはケーキよりもビターチョコレートを…など、意識して選択するのが◎。ただ、いずれも摂り過ぎはNGです。また、ポリフェノールを単独で摂取してもあまり意味はありません。他の栄養素と一緒に摂ることで、はじめてその効果が表れるのです。無理なく上手に摂取して、サビない身体を目指したいですね。