ビタミンB群やビタミンEなど、12種のビタミンや14種のミネラルに加え、食物繊維も豊富で、様々な栄養素をバランスよく含むアボカド。果物の中で最も栄養価が高いとギネスブックにも認定され、「森のバター」とも呼ばれています。老化防止や血液サラサラ効果、デトックス効果などがあり、身体によいとされる食材の代表選手です。そんなアボカドの果実を絞って作られるのがアボカドオイル。アボカドの栄養素をそのまま摂取できる、まさにスーパーオイルです。
使い勝手◎のスーパーオイル
高栄養価、クセがない、加熱料理にも◎…いいこと尽くしで話題の「アボカドオイル」。その優秀さは、医師や美容業界の間では常識になりつつあります。国内外で注目されている、その秘密とは…?
アボカドの栄養素をそのまま摂取

カギを握るのはオメガ9
アボカドオイルの主要脂肪酸である「オメガ9」は、植物油などに代表される不飽和脂肪酸の中で最も酸化しにくいと言われています。血液中の悪玉コレステロールを抑制し、腸のぜん動運動を促すので、生活習慣病や便秘にも効果が。スーパーで売られている最もメジャーな油は植物油ですが、これはアボカドオイルと同じ不飽和脂肪酸に属するものの、摂り過ぎると炎症や各疾患の原因にもなる「オメガ6」系の油です。オメガ6系のオイルをオメガ9系に置き換えるだけでも、身体に良い影響を与えます。さらにアボカドオイルは、ミネラルやβ–カロテン、ルテインなどのファイトケミカルも豊富なので、美肌効果も期待できます。
香りや味にクセがない
身体にいいと分かっていても、使い勝手が悪かったら使い続けられませんよね?その点、アボカドオイルは安心です。この温度以上で加熱するとトランス脂肪酸が発生するとされる「臨界温度」が、アボカドオイルではなんと250℃。炒め物や揚げ物にも使え、クセがないので、スムージーやドレッシングにそのまま加えることもできます。オリーブオイルの苦味が好きじゃないという方にもおすすめの万能オイルです。
豊富な栄養素をしっかりと摂りこむためには、良質なオイル選びが大事。低温圧搾で作られた、化学溶剤不使用のもの、また、遮光瓶が使われているものなどが、良いオイルの選択ポイントですよ。
