1600年初頭。中国からヨーロッパへと伝わった紅茶は、当初から薬用効果があるとされ、薬局で販売されていました。その後、徐々に貴族や上流階級へと広がっていきます。東洋から西洋まで、世界中で愛されている紅茶の、主な成分をご紹介します。
〇ポリフェノール…渋みの成分。
中でもカテキン(タンニン)は、私たちに馴染みが深い煎茶の2倍近くあります。
〇カフェイン…苦味の成分。
実は、焙煎前のコーヒー豆と生の紅茶葉で比べると、カフェイン量は紅茶の方が多いのです。焙煎や発酵、抽出の過程でこの分量が逆転します。
〇ビタミン・アミノ酸など…旨味、甘味の成分。
疲労回復に役立つビタミンB群や、旨味甘味のもとのアミノ酸を多く含みます。他にも、私たちの身体に必要な微量元素であるマンガン、銅、亜鉛、ニッケル、ヨウ素、フッ素なども含まれています。